2015年4月6日月曜日

『士農工商』

かつて歴史の授業で習ったこの言葉、
今の教科書では使われていないらしい。

「運動会の徒競走で順位をつけない」

といった、
行き過ぎた平等主義によるものではなく、
歴史の新たな考証や研究が進んだ結果、
この言葉が

「江戸時代の身分制を表したものではない」

事が分かったというのが、その理由だそう。
(注:『身分制』そのものがなかった訳ではない)。

となると、
お馴染みの落語のマクラ

「昔は『士農工商』と申しまして、
道の七分を“侍”が歩く。残りの三分を“農工商”が歩く。
してみると噺家なんざぁ歩く所がなかった。
みんなドブん中ァ這ってた...」

これも、再考した方がよさそうですな。

以上、報告終ワリ。