2016年7月16日土曜日

『深夜特急』の

前日及び後日譚的な意味合いである
沢木耕太郎『旅する力』を読んでいる最中、
フランス、トルコと、物騒な事件の立て続け。

『深夜特急』の様な旅は、現在じゃ絶対に無理。
落語の『蔵前駕篭』どころの比じゃない。

米ソ冷戦構造にあった40年前の方が、
例えばヤクザ映画なんかでよくある

「対立する一家同士が睨みを利かせ合っている」

状況のようなもんで
(まぁ、最終的には腹に据えかねた健さんが、
敵陣に単身殴り込みにいくんですけどね 
*その途中で池部良が加わるのはお約束)、
表面上とは言え、今よりも平和だったんでしょうな。