数年ぶりに身延山にお参りをし、
これまで避けていた、
例の287段の石段に初めて挑戦してきました。
『菩提梯(ぼだいてい)』と名付けられたこの石段は、
急勾配に加えて、一段が、普通の階段の2段分くらいあるので、
下から見ると、まさに高ぁ〜い壁がそびえ立っている様で、
登り切れば、悟りの悦びが生じるそうです。
「ヨッシャ」と気合いを入れて登り始めたものの、
早くも三分の一くらいで、息切れがして、膝ががくがくとなり、
半分の所では、心臓が飛び出しそうな動悸となって、
体が鉛のような重たさに感じ、息も絶え絶え、
残り三分の一では、もはや意識が朦朧として、
死んだお婆ちゃんに会いました...。
どうにか、こうにか登り切った後、
30分くらいは、ベンチに座り込んで動けず、
半死半生のようになっておりました。
悟りの境地に達した「3/9 今日の発見」
『ヤバいと思ったら、やめる勇気が必要』
思い返せば、3分の1の所で、引き返すべきだったです。
マジで死ぬかと思いました。
ただ、「駅の階段なんて屁みたいなもん」
そう感じられるようになったのは、ご利益ですね。