キャンプ場で、
イチャイチャした結果、ハルミは身籠もり、
それをきっかけにトシオと結婚。
父親になる喜びを感じるトシオ。
ところが、「無理をするな」という言葉と裏腹に
力仕事をしてしまった為にハルミは流産。
ヤケ酒を呷って、夜の町に繰り出したトシオは、
誤まって、通りすがりのチンピラを殺めてしまう。
6年の刑期を終えたトシオは、
出所したその日の朝、一通のハガキを認める。
「もしお前が、まだ一人でいて、
俺の事を待ってくれているのなら、
鯉幟の竿に、黄色いハンカチを下げてくれ...」
東京から来たカップル(現地のナンパで知り合った二人)と、
偶然出会い、共に過ごす内に事情を知った彼らは、
トシオに夕張までの同行を申し出る。
「やっぱり引き返そう。
あいつが一人で待ってる訳がないんだ」
途中、弱気になるトシオを若い二人が、時に励まし、時に説得し、
ついに、夕張に辿り着くと、そこには......
青空の下、風にはためく何十という黄色いハンカチが!!
再会の様子を涙ながらに見守った若い二人は、
その場を離れ、やがて...
車の中でイチャイチャしていると、
ホッケーマスクを被って、大ナタを持った大男が、
鼻紙を片手に近づいてくるのであった......。
以上、外出自粛の産物。
うちでじっとしてると、下らない事を考えるという証し。