2023年9月21日木曜日

昨日は

映画『福田村事件』を

友人に誘われ鑑賞。結構な入り。

今の時代にこのような作品が制作、公開され、

劇場に多くの人が足を運んでいる事には

意義があると思う。


その上で作品の出来としては今イチ。


『朝鮮人差別』『同和差別』『ムラ社会の閉鎖性』

『戦時下の庶民の暮らし』『集団心理の恐ろしさ』

『国家による人民統制』『報道規制』などなど

どれひとつ取っても、深くて難しいテーマを

森達也監督が訴えたい気持ちは分かるのだが、

セリフによる説明が多く、無理に詰め込んだ感じがして、

かえって見ていて心に響かない。

出演者は熱演してたのに勿体ない。


『砂の器』がどうして歴史に残る傑作になったのかが

逆説的に分かる気がする。


いつも終わって、連れの友人と一杯やりながら

あ〜だこ〜だ映画談義をするのが楽しいのだが、

来週28日の独演会を控え、

例のヤツに感染する訳には絶対にいかないので、

今回は真っ直ぐに帰宅しました。