2022年10月1日土曜日

円楽師匠

今から40年近く前、私が高校生の頃に

有楽町マリオンで行われた落語会

(確か『マリオン寄席』という名称だった)、

その時の出演者のお一人が、楽太郎時代の円楽師匠で、

それが、私が足を運んだ初めての落語会だった事を

久し振りに思い出しました(因みに演目は『船徳』、

トリは故夢楽師匠の『反魂香』でした)。


それから数年後、私がこの世界に身を置いてからも、

両国寄席で大変お世話になり、

「真打披露口上」で『笑点』に出演出来たのも、

円楽師匠のお口添えがあってこそでした。

本当に面倒見が良く、且つ知識も豊富で、

しかも江戸っ子口調ですから、

まさに落語の中の「大家さん」の様な方だった事に

今更ながら、気付きました。


あちらの世界で、先代圓楽師匠、歌丸師匠はじめ

早くも大勢の先輩方やお仲間と丁々発止、

ワイワイやり合っておられる事でしょう。


ご冥福をお祈り申し上げます。