2021年2月10日水曜日

隣のマリちゃん

ユーチューブで、

懐かしの『天地真理』の映像見てたら、

止まんなくなっちゃった。


彼女が人気絶頂だった70年代初頭は、

自分は、小学校に入学前後の5、6歳。

物心がついたばかりの頃だったけれど、

とにかくその人気は凄まじかったのを覚えている。


「♪ はなたぁ〜ふぉを まつぅのぉほ〜ぉ

へっにっすっ こぉ〜っほぉ〜ぉ」

という感じで物真似される様に、

鼻に抜ける上っ調子な歌声という記憶だが、

今、聞いてみると、何だ、抜群に上手いじゃないか。


元々はフォーク志向だったそうで、

情感たっぶりに『なごり雪』や

『赤ちょうちん』などを唄い上げてるのを初めて聴き、

キャッチフレーズこそ「白雪姫」だったが、

本当は「かぐや姫」が相応しい唄い手だった事に気付く。


二十歳そこそこで天下を取ってしまった人の苦悩など、

私には想像も付かないが、

本当にいろんな事があったんでしょうね、真理ちゃん。


大ヒット曲『ひとりじゃないの』の当時、

スタッフや関係者に厳重にガードをされて、

歌詞とは裏腹に、常に孤独感を味わっていたとの事。


’71年デビューだから、今年でちょうど50周年。

お孫さんにも恵まれ、娘さんやファンクラブの人達が、

彼女の活動を支えている様子を知り、

人気絶頂の時には味わえなかった

「ひとりじゃないって すてきなことね」

を今、実感出来ているのかと思うと、

人生捨てたもんじゃございませんね。