ユーチューブで、
懐かしの『天地真理』の映像見てたら、
止まんなくなっちゃった。
彼女が人気絶頂だった70年代初頭は、
自分は、小学校に入学前後の5、6歳。
物心がついたばかりの頃だったけれど、
とにかくその人気は凄まじかったのを覚えている。
「♪ はなたぁ〜ふぉを まつぅのぉほ〜ぉ
へっにっすっ こぉ〜っほぉ〜ぉ」
という感じで物真似される様に、
鼻に抜ける上っ調子な歌声という記憶だが、
今、聞いてみると、何だ、抜群に上手いじゃないか。
元々はフォーク志向だったそうで、
情感たっぶりに『なごり雪』や
『赤ちょうちん』などを唄い上げてるのを初めて聴き、
キャッチフレーズこそ「白雪姫」だったが、
本当は「かぐや姫」が相応しい唄い手だった事に気付く。
二十歳そこそこで天下を取ってしまった人の苦悩など、
私には想像も付かないが、
本当にいろんな事があったんでしょうね、真理ちゃん。
大ヒット曲『ひとりじゃないの』の当時、
スタッフや関係者に厳重にガードをされて、
歌詞とは裏腹に、常に孤独感を味わっていたとの事。
’71年デビューだから、今年でちょうど50周年。
お孫さんにも恵まれ、娘さんやファンクラブの人達が、
彼女の活動を支えている様子を知り、
人気絶頂の時には味わえなかった
「ひとりじゃないって すてきなことね」
を今、実感出来ているのかと思うと、
人生捨てたもんじゃございませんね。