ドリフターズの話
(何故か、今更ながらハマってしまいまして。
どうもすんづれいすました)。
70年代前半、まだ荒井注さんがいた頃に量産された
ドリフ主演の映画を見ると、
加藤さんのコメディアンとしての能力に、改めて驚く。
口跡、表情、動き、どれも本当に凄い。
元々ミュージシャンで、当時まだ年齢は20代。
専門に喜劇を修行した訳でもないのに、
よくもまぁ、これほど笑わせられるもんだ。
『カトちゃん』が、俺も含め当時のチビッ子たちの、
心を捉えたアイドルだったのも、なるほど当然だったと思う。
こんな凄い先輩を間近で見させられたら、
絶望的な気持ちになってもおかしくないはずだが、
志村さんは、ここから這い上がったのだから、
やっぱり、こちらも凄いコメディアン。
仲本さんだったかが(間違ってたらすみません)言った、
「加藤は天才、志村は努力型」という言葉に納得。
因みに、シリーズ中には、いかりやさんが、
真打を目指す二ツ目落語家役を演じている回がある
(『春だドリフだ全員集合!!』1971年松竹)。
六代目圓生師匠、五代目小さん師匠がゲストで出ており、
『沢庵の卵焼き』や、『大根のコウコの蒲鉾』がなくても、
高座とは違う、昭和の名人お二方の迷...いや名演が、
酒の肴になるなぁ〜...。
とか何とか言ってたら、
立春過ぎても、やっぱり夜は冷えてきたぞ。
『ヒェッ!クシュン!!』