「急くな騒ぐな 天下のことは
しばし美人の 膝枕」(民謡『豪傑節』より)
この一節を教えてくれ、
当方の入院生活を〝明るく〟励まして下さった
長崎のお上人様に品川でゴチになる。
前座の頃から応援して頂いている大恩ある御方。
お目にかかって、真打のご報告が出来、
誠に嬉しい限り。
病院には、残念ながら『美人』も『膝枕』もなかったが、
この一節に、どれだけ力を頂いた事か。
必要以上に考え込む俺の性格を見越して、
この一節を教えてくれたのだと思う。
以来、煮詰まった時などに、
口に出して、心を落着かせている。
666まで、あと134日。