条件や制限付きながら、
寄席が営業を再開出来ている。
これは、
先月末にいち早く寄席側が
「休業要請には応じない」と意志表示した事、
それがマスコミに取り上げられた事、
加えて、世間の多くの方々が、
この決定に賛意を表して下さった事、
これら一連の事柄の果たした役割が、
間違いなく大きい。
もし、「この最中に落語なんて以ての外」
という意見が、世の大半を占めていたら、
目下の状況はなかったかもしれない。
まず「声を上げる」って、やっぱり大切なんですよ。
そして今、
寄席だけではなく、都内のあちこちで、
落語会が開かれている事実!を見れば、
あの時、
感染防止の観点から反対するなら分かるが、
落語家という立場にいる人間が、
「なくてもなくてもいい商売...」
という文言を持ち出して水を差し、腐すなど、
何のメリットもないどころか、
この業界の、さらに言えば、自分の足をも
引っ張る行為に他ならない、
とまぁ、こういう事ですわ。
でも、言ったご当人、
悲しいかな、
それに全く気付いてないんだろうな。