文化庁チョーカン。
昭和の40年代後半以降の、
歌謡曲全盛の時代に、
数々のヒット曲を手掛けた大作曲家。
今春、
チョーカンに就任した直後のインタビューで
「デジタル・エイジの子供たちは
冷凍食品ばかりで、生の刺身を食べてない。
コンピューターで作られた曲には、血が通ってない 」
という、『UFO』や『サウスポー』を作曲した人とは、
とても思えないツッコミ所満載の発言をした時に、
「おいおい、大丈夫か、こんな人が文化庁のトップで...」
と不安になった。
『UFO』『サウスポー』は時代を代表する名曲だし、
もう数え切れないくらい聴いているが、
「血が通ってる」と感じた事は一度もない
(だからこそ衝撃的だったし、いいのに...)。
張本さんみたいに、テレビのワイドショーで、
アップデートしないままの価値観を
「喝!」とか言って、振り回してるだけなら、
「ああ、爺さんがまた何か言ってるね」で済むが、
チョーカンの要職に就いてるとなると、話は別。
そして去る19日、読売新聞で
都倉チョーカンの
「(コロナ禍で苦しむ文化活動を支えるため)
イベントのトップにお金を出す。
そうすれば、それがドンと下に下がって、
個人(演者や音響、設備などのスタッフ)にも届く」
と発言した記事を読み、
今年度の文化庁の支援事業が、去年とは違い、
イベントを主催する団体のみが対象で、
何故、個人が外されたのかという理由が分かった、
と同時に
「ああ〜やっぱりこの程度の人か」と心底ガッカリした
(もっとも去年の支援にしても、条件が厳しく、
自分的には、まるで使えない制度だったが...)。
ドンと下がって個人に届く、なんて本気で考えてるのか?
「もしか〜したら もしか〜したら
そぉ〜なのかしら〜〜」......
イヤイヤイヤ、そんな事、ほぼないって。
コロナ禍が落ち着き、
カラオケに行けるようになっても、
チョーカン作曲の歌は、
「お金が上に届く」のが馬鹿らしいので、
生涯、歌わない。