2021年5月5日水曜日

トラウマ映画のひとつ

 『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン

(1966年東宝)』をhuluにて鑑賞。

約50年ぶりくらいの再見なので、

ほとんど初見のように見れた。

流石に、昔、子供の時にテレビで見て、

受けたような衝撃を感じる事はなかったが、

以下、印象に残ったところ。


フランケンシュタインが、バラゴンとの格闘で、

背中(バック・マウント)からパンチを浴びせ、

最後にチョークスリーパーで仕留めたのは、

まさに今の総合格闘技の先駆けのような戦法。


敵役のバラゴンがかわいい。

目がクリッとして、耳が大きく、手足が短くて、

動きがユーモラス。

柴犬くらいの大きさだったら、

動物系ユーチューブとして動画をあげれば、

チャンネル登録者数10万越え間違いなし。


巨大化し、脅威となったフランケンシュタインを

殺傷処分すべし、という世間の声に対し、

主役の一人、研究者役の高島忠夫は反対するのだが、

その理由は、人道的見地ではなく、

あくまでも研究材料として。

「(生け捕りにするために)目潰しを使いましょう。

メ◯ラにしてしまえば、後はどうにでもなります」

サラリと今なら大問題の鬼畜発言。


そして特筆すべきは、

警戒警報が出ているにも関わらず、

ロッジで若者たちが大勢で、酒を飲んだり、

踊ったりして、ワーワー騒いでる事。


今と全く変わらない。